俳優とシンガーソングライターの二つの場所で活動する松下洸平さんは、音楽でデビューした後に舞台へ進み、連続テレビ小説『スカーレット』の八郎役で広く知られるようになった表現者です。
2026年は大河ドラマ『豊臣兄弟!』で徳川家康を演じ、音楽では新曲『Journey』を発表しました。さらに2027年春のアルバムと全国ツアーも発表され、次の音楽活動の準備が進んでいます。
本記事では、歌や絵に親しんだころから舞台と映像の仕事へ進んだ経歴、本人の言葉に表れる創作への考え、家族についての発表と最新の活動を紹介します。
松下洸平のプロフィール
演技と音楽の両方を続ける人物です。キューブに所属し、テレビドラマや映画、舞台へ出演する一方、自分で曲を作り、ライブで歌も届けています。
絵画やダンスにも親しんでおり、美術系の高校から音楽の専門学校へ進んだ経歴があります。表現する手段は、初めから一つだけではありませんでした。
誕生日・読み方と基本情報
1987年3月6日生まれで、東京都出身です。名前は「まつした・こうへい」と読み、2026年10月22日時点では39歳になります。
ORICONの人物紹介では、身長175センチ、血液型A型と掲載されています。俳優と歌手の仕事に加え、特技には絵画とダンス、趣味には料理や舞台鑑賞が挙げられています。
絵画やダンス、料理まで並ぶ紹介は、出演作だけでは見えない好きな時間も気になります。
家で聴いていた音楽
母親の好きな音楽が身近な環境で育ちました。本人によると、家ではスティーヴィー・ワンダーやBoyz II Menの曲が流れていたそうです。
小学生のころには、Boyz II Menのコンサートへ行った記憶も話しています。母親の影響を受けて油絵にも取り組み、音楽と美術の両方に触れる子ども時代を過ごしました。
Boyz II Menのコンサートの記憶と油絵が並ぶ子ども時代は、今の歌と絵を知る入り口として興味深いです。
ダンスと美術に親しんだ学生時代
中学一年生でダンスを開始しました。テレビで歌い踊るSMAPやTRFを見て格好いいと思い、母親に踊りたいと伝えたことがきっかけです。
その後は美術系の高校へ進みました。体を動かして表現することと絵を描くことが身近にあり、歌を仕事にしたいと思う前にも、複数の表現を経験しています。
テレビで見た踊りをきっかけに始めたダンスは、美術の学校へ進む歩みと合わせて印象に残ります。
松下洸平が芸能界に入ったきっかけ
映画の歌声に心を動かされたことが、音楽を志すきっかけでした。『天使にラブ・ソングを2』を見て、自分も音楽の力を届ける側になりたいと思ったと話しています。
音楽の専門学校へ進んで曲を作り始め、歌手としてデビューしました。その翌年には、初めての舞台で芝居の楽しさを知ることになります。
『天使にラブ・ソングを2』との出会い
ゴスペルが音楽を目指す原点だと、2026年の取材で説明しています。映画の中で若者たちが歌う姿を見て、音楽の力に驚き、自分にもできたら楽しいと思ったそうです。
高校時代に歌手を志し、卒業後は音楽の専門学校へ進みました。映画で受けた刺激は、後にゴスペルを取り入れた自作曲にも結び付きます。
映画の歌声に驚いた体験を知ると、後に自分で作ったゴスペルにも耳を傾けたくなります。
『STAND UP!』でCDデビュー
2008年11月に音楽でデビューしました。当時は「洸平」名義で活動し、『STAND UP!』を発表しています。
最初のデビュー時は楽器を弾けず、鼻歌で曲を作っていたと本人が話しました。後からギターやピアノを学んでおり、作曲する方法も、活動を続ける中で少しずつ変わっていきました。
鼻歌から始めて後に楽器を学んだ作曲の変化は、初期と今の曲を聴き比べたくなる話です。
初舞台で知った芝居の楽しさ
2009年の『GLORY DAYS』が初舞台です。ミュージカルへ出演し、仲間と一緒に過ごしながら芝居をすることが楽しくなったと振り返っています。
音楽のライブでは観客が集まりにくかった時期に、満員の客席を前にできたことも喜びでした。2021年の取材で、俳優の仕事へ向かう転機を語っています。
仲間と過ごす芝居の楽しさと満員の客席の喜びが重なった『GLORY DAYS』は、転機として心に残ります。
松下洸平の経歴・これまでの活動
舞台で経験を積んで映像へ進出しました。歌から始まった活動は、俳優としての出演を重ねる中で、テレビを通じて広く知られるようになります。
音楽の仕事を大きく再開した後も、芝居だけ、歌だけと分けるのではなく、それぞれの表現に取り組んでいます。出演作の話と楽曲の話が経歴の中で交わります。
舞台の仕事と受賞
演劇での活動が賞につながった経歴があります。平成30年度の文化庁芸術祭では、演劇部門の新人賞を受賞しました。
第26回読売演劇大賞では、杉村春子賞と優秀男優賞を受賞しています。所属事務所の公式紹介には、その後の第47回エランドール賞新人賞も掲載されています。
演劇の受賞歴が並ぶ紹介は、映像で知った松下さんの舞台の仕事もたどりたくなります。
『スカーレット』で広がった出会い
ヒロインの夫・八郎役が大きな転機になりました。NHK連続テレビ小説『スカーレット』では、戸田恵梨香さんが演じる喜美子と関わる人物を演じています。
本人は、この作品で多くの人に知ってもらえたことが、音楽の再デビューの機会にもなったと話しました。俳優の仕事で届いた反響が、長く続けた歌へ戻る道にもなりました。
八郎役で生まれた出会いが歌への道にもなった話に、演技と音楽が交わる面白さを感じます。
『つよがり』で音楽の再出発
2021年8月25日に再デビューのシングル『つよがり』を発売しました。プロデュースを担当したのは、本人が憧れていた松尾潔さんです。
自分の中にある作り方だけではなく、異なる表現も体験したいと考えて依頼しました。自作曲をやめるのではなく、他の作り手に委ねて新しい面を引き出してもらう選択でした。
松尾潔さんに委ねて新しい面を引き出そうとした選択は、『つよがり』の声を改めて聴きたくなります。
松下洸平の代表的な活動・出演作品
人物の立場が違う役を演じ分ける仕事を重ねています。恋愛と捜査の間で揺れる刑事や、戦国の駆け引きに加わる家康など、作品ごとに違う人物を演じています。
舞台で役を生きる経験を重ねながら、映像作品にも参加してきました。映画では小説を原作とする物語に出演し、声の仕事でも作品に関わっています。
『最愛』の宮崎大輝
初恋の相手を捜査する刑事役を演じました。2021年の『最愛』で担当した宮崎大輝は、吉高由里子さん演じる真田梨央と、学生時代に心を通わせた人物です。
十五年後に再会した梨央が事件の重要参考人となり、仕事と感情の間で葛藤を抱えます。TBSの公式紹介では、真面目で正義感の強い役として説明されています。
刑事の仕事と梨央への感情の間に立つ大輝は、実直さの奥にある迷いも見たくなる人物です。
『遠い山なみの光』の二郎
2025年公開の映画で二郎役を演じました。『遠い山なみの光』はカズオ・イシグロさんの小説を原作とし、石川慶監督が映画化した作品です。
1950年代の長崎と1980年代のイギリスを舞台に、記憶の秘密をたどります。映画を読み解く特別番組では、出演者の吉田羊さんとともにナレーションも担当しました。
二郎役として出演し作品を読み解く語りにも加わった経歴は、演技と声の両方に触れたくなります。
『豊臣兄弟!』の徳川家康
2026年の大河ドラマで家康役を演じています。主演の仲野太賀さんが豊臣秀長、池松壮亮さんが秀吉を演じる、豊臣兄弟の物語です。
松下さんは、家康の腹の底が見えないところに加え、ユーモラスで少し抜けた面にも触れています。脚本に忠実に演じることで、新しい人物像を作りたいと取材で話しました。
腹の底が見えない面と少し抜けた面を併せ持つ家康は、場面ごとの表情の変化が気になります。
松下洸平の魅力とは?
曲にも芝居にも具体的な工夫があるところに、創作の特徴があります。声を重ねて曲を作る作業や、視線を外して役を演じる方法を、本人が説明しています。
柔らかな雰囲気だけでまとめるのではなく、どんな音や動きを選んでいるかを知ると、完成した作品への入口も増えます。
ゴスペルを取り入れた『Journey』
Shin Sakiuraさんと共同で制作した曲です。以前からゴスペルを作りたいと話し、参考曲を聴きながら、ライブで何をしたいかを相談したそうです。
クワイアにはMARUさんとエリアンナさんが参加しました。二人の声を何度も重ね、十人ほどで歌うような響きにしたと、制作時の取材で説明しています。
二人の声を重ねて十人ほどの響きにした説明は、合唱の層を聴き取る楽しみを増やしてくれます。
家康の目線を外す演技
相手の目をなるべく見ない役作りを、『豊臣兄弟!』で心がけていると話しました。視線が外れているときに、何を考えているのか想像してほしいという意図です。
共演する仲野さんや池松さんについては、軽快な芝居なのに受け取る台詞には重さがあると語りました。2026年2月の取材で、その刺激にも触れています。
相手を見ない時に考えを想像してほしいという説明は、家康の視線を追うきっかけになります。
松下洸平の性格・人柄
穏やかに見えても内側には熱があると、本人が自己分析しています。のんびりした人に見えると言われる一方、目標はいつも少し先にあると話しました。
新しい曲の取材では、自分を不器用で感覚的な人間とも表現しています。うまくいかない日や遠回りも含め、作品作りの中で考えたことを言葉にしています。
自分の中で燃えている目標
内面では燃えていると自己分析したのは、2021年の取材です。俳優同士で集まったときも、芝居について熱く話すことが好きだと説明しています。
当時の分かりやすい目標には、自分をまだ知らない人にも知ってほしいという思いを挙げました。
芝居について熱く話すのが好きという答えを知ると、穏やかな印象の内側にある意欲も身近に感じます。
不器用でも自分の表現を続ける
感覚的にしかできない自分を認める言葉を、2026年の取材で話しています。理論的に計画する人と比べることはあっても、自分なりのこだわりで作ると説明しました。
常に前向きでいられるわけではなく、迷うこともあるそうです。それでも、大切なものを将来へ持っていけるように考え、感謝や敬意を忘れず作品を届けたいと語っています。
迷いも話しながら感謝と敬意を忘れず届けたいという言葉は、曲を作る今の考えとして心に残ります。
松下洸平の恋愛・結婚について
結婚と第一子の誕生を本人が報告しています。発表では、家族や応援する人々への感謝と、表現者として仕事を続ける決意を伝えました。
楽曲で歌う愛については、恋人だけでなく、家族や周囲の人、物にまで広げた考えを話しています。結婚の発表と創作の言葉には、それぞれ本人の思いが表れています。
2025年7月に結婚を発表
結婚発表は2025年7月27日です。ファンクラブとSNSで報告し、日ごろ応援するファン、仕事関係者、友人、家族への感謝を伝えました。
本人は、表現者としてさらに精進していくという決意も記しています。報知の当日の報道では、ファンクラブへ直筆文を掲載したことも伝えられました。
ファンや友人、家族への感謝と表現者の決意を一緒に記した報告は、本人が選んだ言葉として印象に残ります。
2026年7月に第一子誕生を報告
7月20日に第一子の誕生を公表しました。Instagramに、子どもが優しさと笑顔にあふれた毎日を過ごせるよう、家族で力を合わせて歩みたいと記しています。
結婚発表から約一年後の報告です。ORICONの掲載した本人コメントでは、温かく見守ってほしいという言葉とともに家族の節目を伝えています。
笑顔のある毎日を家族で目指したいという報告は、子どもへの願いとして温かく感じます。
恋愛に限らない愛を曲に込める
周囲の全てへ向けた愛を意識して、『Journey』の言葉を選んだと説明しています。恋人や家族だけを対象にする歌ではないという考えです。
限りある時間の中で、人を愛し、愛される時間を大切にしたいと語りました。迷ったときに自分を導く曲にもなってほしいという、創作上の願いが込められています。
人や物まで広がる愛を歌うという説明を知ると、『Journey』の言葉を自分の日常にも重ねたくなります。
松下洸平の最新情報
新曲と映像の仕事を並行する現在です。2026年は『Journey』を発表し、秋には翌年のアルバムとツアーの続報が発表されました。
ドラマでは大河作品へ出演しています。今年出演した『銀河の一票』はすでに放送を終えており、新しい仕事と終えた作品の両方が経歴に加わっています。
7月にデジタルシングルを発表
2026年7月17日に『Journey』を配信しました。翌年のツアーへ向けて作った新曲の一つで、ゴスペルを取り入れています。
制作は、Shin Sakiuraさんともう一度一緒に曲を作りたいという思いから始まったそうです。デモを持ち帰り、そこへ合う言葉を考える中で、大きな愛を歌うテーマが生まれました。
デモに合う言葉を考える中で大きな愛が生まれた話は、『Journey』の音と言葉を一緒に味わいたくなります。
『銀河の一票』と大河への出演
『銀河の一票』では日山流星役を演じました。関西テレビの番組公式サイトには、2026年6月29日に放送を終えたことが掲載されています。
一方、同年の『豊臣兄弟!』には家康役で出演しています。作品ごとに、現代の人物と戦国時代の人物という異なる役を担当する年になりました。
日山流星と家康という時代の違う人物は、同じ年の演技として見比べてみたくなります。
松下洸平の年収・収入源は?
出演と音楽制作に複数の仕事があります。ドラマ、映画、舞台の演技だけでなく、声で番組を案内する役割や、音楽作品とライブの活動もしています。
企業の広告への出演もありますが、仕事の本数や知名度だけで本人の年収を算出することはできません。発表される作品と、個人が受け取る収入は別の情報です。
演技・音楽・語りの仕事
ラジオや旅番組にも参加しています。『DK SELECT WEEKEND LIVING』では音楽とトークを届け、『美しい日本に出会う旅』では旅の案内人・語りを担当しています。
俳優として役を演じる仕事と、自分の言葉や声で伝える仕事があります。シングルやライブ映像の発売実績もあり、音楽では作品を残すことと公演で歌うことの両方に携わっています。
旅の案内とラジオのトークを並べると、役を演じない声にも耳を向けたくなります。
広告出演と報酬の数字
企業のブランドや商品広告へ出演した実績があります。所属事務所は、なないろ生命、ユニクロ、朝日新聞などの仕事を紹介しています。
個々の出演料、契約条件、制作費の内訳を示す発表はありません。CMの露出や公演会場の大きさから、本人の年間収入を確定した金額として示すことは難しく、活動実績とは分けて考える必要があります。
松下洸平の今後の活動・展望
2027年春に音楽の新しい節目を予定しています。アルバムと同じタイトルを掲げるツアーが発表され、音源とステージをつなぐ準備が進んでいます。
本人は、観客と一緒に歌う場面を想像して作る曲もあると説明しました。四十歳を迎えてから始まるツアーでは、音楽を中心に置いた空間を作りたいと話しています。
アルバム『New Dawn』を予定
2027年春にフルアルバム発売予定です。ソニー・ミュージック移籍後の第一弾となり、タイトルは『New Dawn』と発表されました。
意味は新しい夜明け、新しい始まりです。この作品から新たな自分が始まるという前向きな気持ちを込めたと、公式発表で説明しています。具体的な発売日や内容の詳細は続報となっています。
新しい夜明けと名付けた移籍後の作品は、どんな自作曲が並ぶのか続報を待つ楽しみです。
4月から6月の全国ツアー
十一公演の『New Dawn』ツアーを予定しています。2027年4月10日の千葉公演から始まり、新潟、石川、広島、愛媛など各地へ回ります。
追加された最終公演は6月23日のTOYOTA ARENA TOKYOです。公式日程には十一の公演が並び、同名のアルバムとともに新しい音楽を届ける機会になります。
春から初夏へ十一公演を巡る予定は、アルバムの曲が客席へどう届くのか楽しみになります。
自作へのこだわりと舞台の空間
自分で作る曲に改めてこだわると、移籍後の取材で話しています。時間はかかっても妥協せずに制作できることを、自分で選んだ仕事の形として説明しました。
公演では観客と一つの空間を作ることに集中し、没入感のあるツアーにしたいそうです。新曲を歌う自分を想像しながら、ステージへ向けた準備も進めています。
妥協せず曲を作る時間と客席の没入感をつなげる話に、音源と公演を続けて味わいたくなります。
まとめ|松下洸平の経歴と現在の活動
音楽から舞台へ進んだ経歴を持ち、俳優として知られた後も歌を大切にしてきました。朝ドラでの出会いを機に音楽の再出発を果たし、現在は自作曲にも力を注いでいます。
2026年は家康役の仕事や新曲の発表に加え、家族の節目も本人が伝えました。翌年にはアルバムと全国公演を予定しています。
映画のゴスペルに心を動かされた若者が、自分の曲で観客と歌おうとしている今の姿には、原点から続く喜びを感じます。

